NCR Voyix Interactive Teller Essentials(ITE)は、銀行窓口に代わる真のソリューションです。
カメラと各種デバイスを介し、オンデマンドで窓口担当者とお客様がリアルタイムに接続することで、現金処理を伴わない通常のテラー取引の大半や相談業務を遠隔地のテラーが処理することができます。例えば、口座開設、本人認証、振込、住所変更等の諸届、ローン相談、資産運用相談、相続相談などです。
ITEは、新型コロナウイルスなど感染症対策の観点から非接触、非対面を希望されるお客様のニーズと、お客様毎に異なる金融ニーズを同時に満たす新しいテレビ窓口ソリューションです。 窓口業務をリモートで提供することにより、お客様は支店の営業時間に制約されません。必要に応じて、柔軟に効率よくスタッフを最適配置することで、お客様への適切なサポートと営業時間の大幅増が可能です。
金融サービステクノロジーを専門とするリサーチ&アドバイザリー・ファームであるセレントの 2020 年のレポート※1 では、現在でも平均して 40% 以上のお客様が、銀行手続の際には営業店窓口の利用を希望すると報告されています 。また、コンサルティング世界大手マッキンゼーの 2019 年のレポートによると、売上の最大 75% に人間による対話が関わっていることが確認されています。
日本NCRコマースは、お客様が求めるパーソナルなインターフェースを残しつつ、効率化とコスト削減という営業店改革のニーズにも対応した、最適な営業店経営実現のサポートを目指します。
これまでにグローバルで 500 以上の金融機関が、NCR Voyixと共にお客様にサービスを提供する「方法」「時間」「場所」の革新に取り組んでいます。人による対話を維持しつつテラー業務を従来型の固定窓口モデルから解放することで、お客様にオンデマンドで多様な利便性を提供することが可能になります。
※1 Celent 2020, “Japan Banking Insights – ITM Usage Report on Retail Payment Trends and Opportunities”
お客様に選択された取引に応じて、センターにいる専門の担当者に自動的につながります。お客様は従来の窓口と同様、希望する取引や相談を行うことが出来ます。金融機関は各営業店に専門の担当者を置く必要が無く、柔軟な人員配置が可能となります。
今お使いの店頭タブレットをそのままお使いいただけます。センタ ーの担当者がモニターカメラを通じてサポートすることにより、お客様が円滑にタブレット入力を行うことが出来ます。金融機関側はペーパーレス化を実現します。
従来の窓口業務は、対面方式のフルサービスと非対面方式のセルフサービスが主な形態でしたが、顧客接点の最適化を図る遠隔からのアシステドサービスを加えることにより、「各拠点にリソース配置が難しい専門性の高い業務対応、熟練度が求められるレアな業務対応」「対面までの必要はないが、セルフサービスではカバーしきれない業務のセンター一括対応」が可能となり、窓口業務の効率化とサービスレベルの維持向上を実現できます。
全ての取引について、取引の最初から最後まで、お客様とセンター担当者との会話の映像と音声、スキャナで読み込まれた書類等を一括で保存します。取引終了後、必要に応じて過去の取引を検索し再現することが可能ですので、取引内容の確認のみならず、接客マナー向上のための研修教材としても利用可能です。
お客様が利用しやすいように完全に密閉された空間とせず、半個室型のキャビン形式を採用しました。これによりプライバシーに配慮しつつ落ち着いた空間の中でストレスを感じることなくお取引を行うことが出来るようになりました。
TV スクリーン上のメニューなどは日本語だけでなく英語等の外国語で表示することも可能です。また将来的に音声 AI 認識・自動翻訳機能を追加して音声もマルチ言語化します。