どうなってるの? バーコードとスキャナー
スキャナー篇(1) バーコード・スキャナーの種類
バーコード・スキャナーにはどのようなものがあるのでしょうか?
1. ペン・タイプ
ペン型のスキャナーでバーコード上をなぞるように動かして、コードを読み取ります。
- 省電力
- 大きな商品でもバーコード・ラベルを探せば読み取りができる
- 場所を取らない
- 手でスキャナーをバーコードに当てるので、小さなバーコードでも読み取りができる
- 読み取りに慣れが必要
- バーコードの端から端までなぞるため時間がかかる
- 瓶缶類の湾曲や凸凹のバーコードは操作が難しい
- バーコードの印字品質に読み取り性能が左右される
- ラベルに接触するためラベルが摩耗する
2. タッチ・タイプ
バーコードにスキャナーの読み取り部を当て、コードを読み取ります。
- 簡単に操作できる
- ドット・プリンターの印字でも高い読み取り性能を発揮
- ラベルに接触しなくてよい
- 大きな商品でもバーコード・ラベルを探せば読み取りができる
- 場所を取らない
- 手でスキャナをバーコードに当てるので、小さなバーコードでも読み取りができる
- 読み取り口径より幅の広いバーコードの読み取りが難しい
- 瓶缶類の湾曲や凸凹のバーコードは操作が難しい
3. スロット・タイプ(固定タイプ)
回転する反射鏡に向けてレーザー・ダイオードからレーザー・ビームを照射、ビームを拡散させ、スキャニング窓を通して窓の上の空間を拡散されたレーザー・ビームで満たします。 この空間(スキャン・ゾーン)をバーコードが通過する際に、拡散されて縦横に放射されたレーザー・ビーム(スキャン・パターン)のどれかにヒットすることで読取を行うものです。
- スキャナー自体を操作するのではなく、バーコードの付いた商品をスキャン・ゾーンに通せばよいのでオペレーターに操作感がない
- 操作が簡単なため教育も不要
- 商品を流す感覚で作業できる
- 読み取りに必要な時間が短い
- ビームがヒットしない場合は再度商品を流さなければならない
- バーコードにJIS規格の大きさが必要
- 設置場所が必要
4. ガン・タイプ
バーコードに向けてスキャナの放射口から横長のレーザー・ビームを発射し、バーコードの端から端までを貫いて照射して、コードを読み取ります。
- 放射口より大きいバーコードでも読み取りが可能
- 商品から離れた位置で読むことができる
- 場所を取らない
- 操作に慣れが必要